今回はマイクロプラスチックについてのお話です。
マイクロプラスチックとは
「マイクロプラスチック」
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
5ミリ以下にまで小さくなったプラスチックのことを指します。
細かくなったプラスチックは、下水処理場のろ過装置でも拾うことができず海に流れ出ています。
このまま増え続ければ、2050年までに海洋中のプラスチックごみの重量が
⿂の重量を超えるとの国際機関の試算もあるほどです。
我が子や、そのまた先の未来の子どもたちが
プラスチックまみれの海に囲まれる生活。
想像するだけで辛くなります。
なんとしても食い止めたい。
そのために、今から私たちが出来ることは何でしょうか。
マイクロプラスチックの原因
恥ずかしながら
少し前まで「マイクロプラスチック大量流出」と聞いても
どこか他人事のように感じていました。
変えなきゃいけないのは大量生産する企業だし
私は絶対ポイ捨てしないし、ゴミも分別して出している。
「だから自分マイクロプラスチックは出していないだろう」そう考えていたんです。
そんな私が衝撃を受けたのは
洗濯するだけで大量のマイクロプラスチックを流出しているという事実。
ポリエステルのフリースやナイロン製ショーツetc・・・
化学繊維のものを洗うだけで、マイクロプラスチックを出しているのです。
しかも品質の低いフリースはより多くのマイクロファイバーが抜け落ちていると
大手ブランドのパタゴニアが研究結果を出しています。
他にも
・洗顔料や、ボディソープ、歯磨き粉。メイク用品やクレンジングにも入っている場合があります。
(スクラブと呼ばれるポリエチレンやポリプロピレンなどの小さなビーズ(マイクロビーズ)がマイクロプラスチックとして流出)
・ポリウレタンなどのプラスチックで作られたスポンジのカスもマイクロプラスチックに。
(大好きな激落ちくんもカスがたくさん出るので代用品を試行錯誤中(泣))
原因はポイ捨てだけではないのです。
その上、リサイクルをするのに手間がかかるプラスチックは
コスト削減のために国外に輸出され、リサイクルされています。(2022年では56万トン)
そして、受け入れても処理しきれないプラスチックはごみとなり、海洋汚染に繋がっているという現状もあります。
ご紹介した動画に
プラスチックが素晴らしいのは丈夫だから。そしてプラスチックが恐ろしいのは丈夫だから。
という言葉がありました。
私たちが何気なく購入しているプラスチックは
自然に還ることはなく、永遠にこの世に存在してしまうのです。
私にできること
マイクロプラスチックを増やさないために
私にできること。
それは
プラスチック製品を買わないように工夫する
これに限ると思います。
「絶対に買わない」は現実的ではありません。
けれど、何かを購入するときには
1.本当に必要か考える。それが無い生活もチラッっと想像してみる(もしくは、家にあるもので代用できないか考える)
2.原材料をチェックする
3.環境にもお財布にもいい塩梅のものを選ぶ
そんなことを念頭にいれて選んでいます。
例えば今日スーパーで買い物をしたときの話。
バラ売りの玉ねぎが安かったので、喜んでバラ売りを6個購入しました。
「ひとつ環境にいいことができた!」とホクホクしていたのですが
レジにいけば、高まる緊張。
なぜなら、定員さんが丁寧にバラ売りの玉ねぎたちをビニール袋に入れてしまう前に
「ビニールは一切いりません!」と
タイミングよくお伝えせねばいけないからです。
本日は大成功。と
心のなかで浮かれていたのはここだけの話です。
なにかアクションを起こさなければ、現状は変わりません。
日常生活な中のささいなことでも、できることはあるはずです。
未来の子どもたちのために、
エシカルなアクションを始めてみませんか?
私も今週末のキャンプには、家族でゴミ拾いもして
帰ってこようと思います。