お気に入りの服を着ると気分が上がります。
お気に入りの靴を履くと、歩くのが楽しくなります。
ファッションは私たちの気分を高めてくれる、大切な要素です。
しかし、一方でファッション業界は世界第2位の汚染産業とも呼ばれるほど
環境や社会に負荷をかけています。
お気に入りの服や靴が、児童労働や環境破壊を応援することに繋がってしまっていたら・・・
なんだか、やるせない気持ちになりますよね。
どうせ買うなら、たくさん素敵なストーリーがつまった、幸せな買い物をしませんか(^^)
今回は夏に向けた、エシカルな夏のサンダルを紹介します。
ファッションの社会影響と環境汚染
廃棄された靴や服が、自分の国で処分しきれなくなると
海外に「寄付」という形で送ったりします。
一見聞こえは良いし、中には本当に困っているヒトの元へ届けているプロジェクトもあります。
しかし現実に存在する衣服のゴミの山。
寄付と称されてたくさん送られてくる靴や衣服を再販し、その国では中古服の商売が広がります。
そして、その国の繊維産業を衰退させしまう場合もあるのです。
靴で言えば、世界では年間200憶足つくられ処分されいます。
私たち消費者が、長く使えるもの、環境を配慮して作られたものを購入することは
こうした社会問題や環境問題を改善に繋がります。
【アクティブOK】エシカルなサンダル5選
夏はもう間近(^^)
にも関わらず、2年位使ったビーチサンダルの鼻緒がぷつんと切れてしまいました。
「もっと丈夫で、環境に配慮された商品を買おう」と心に決め、この記事を書いています。
海や川、家での水遊びなど、アクティブな遊びが増える季節です。
子どもたちと楽しい夏を乗り切れるような
エシカルサンダルを作っているブランドをご紹介します。
Teva(テバ)
アメリカで毎年3億足もの靴が埋め立て処分されているのを止めるため
サンダルリサイクルプログラム「TevaForever」を実施。
Tevaサンダルの寿命が尽きたら、廃棄するのではなく、リサイクルして活用されます。
しかもTevaへ送るのに送料はかかりません。
サステナブルの極みと言えるような素敵なブランドです。
※キッズライン有り
Gurus(グルズ)
環境に負担をかけないゴムの採取にこだわり
素材は天然ゴム100%。土に還るサンダルです。
そのうえ、サンダル1足購入ごとに、1本の木を植樹。
ストラップも鼻緒も調節可能なおしゃれサンダルです。
ALLBIRDS(オールバーズ)
ファッション業界が排出する、とんでもない量の二酸化炭素に着目。
石油まみれのファッション業界から、もう一度自然素材を使ったものづくりを目指して
脱炭素の一歩先を行く、炭素を減らすブランドへ。
商品が環境に与える影響を数字で表して販売しています。
\公式サイトのオンラインショップの方が安いです!参考までに/
KEEN(キーン)
分解されることがほとんどなく「フォーエバー・ケミカル」と呼ばれるPFC。
水循環や食物連鎖に組み込まれ人体にもいつまでも残り続けます。
靴の撥水加工の工程で必要とされてきた結果、水中に流れ込み、環境汚染、健康被害が広まっています。
PFCを使わずに優れた撥水性能をキープする独自の技術で
靴を作っているのがKEENです。
※キッズライン有り
ECOALF(エコアルフ)
「地球環境を守るために服を売る」という新しい発想のブランド。
ファッション産業が世界の天然資源を大量に使い続ける中で
ペットボトル、漁網、タイヤなどを独自の技術でリサイクルして生地を開発しています。
【特別な日に】きれいめエシカルサンダル
「友だちとランチ」なんてときには、きれいめのサンダルで出かけたいですよね。
エシカルなビーチサンダルは、手に届きやすい商品が増えましたが
きれいめのエシカルサンダルは、価格帯が高く、
参入ブランドも少ないのが現状です。
そんな中でも、エシカルな靴づくりを心がけているブランドをご紹介します。
A de Vivre(ア ドゥ ヴィーヴル)
2022年秋冬より再生ポリエステル、コットンなど持続可能な原料を起用
「サステナブル素材」と定義します。
今後はその製造方法を探求し、起用率を上げていくことを目指します。
と、公式HPで公言しています。
はっきりとしたレポートや対策は公表されていませんが
ミュールサンダルのサステナブルな商品は見つけづらいので、応援したいですね。
SHOESbakery(シューズベーカリー)
東京都荒川区にある会社の建物の中で、できるかぎりすべての工程を完了することで
生産時の輸送における二酸化炭素の排出を少なくすることや
サンプル作成時に残ってしまった材料を効果的に使い、新しいデザインとして提案。
量産商品とは違う価値観でデザインして制作する等のサステナビリティを掲げています。
VIVAIA(ビバイア)
海洋に廃棄されたペットボトルをリサイクルして靴が作られます。
全ての素材は、廃棄物のリサイクル、
そして自然界から直接収集されたものを使用し、
環境への影響を最小限に抑えるように作られています。
と、公式HPで公言しています。
2020年にアメリカ・マイアミ州で誕生した、レディースシューズブランドです。
ポップアップストアの開設が時々あるので、HPやインスタをチェックして、
ためし履きするのもいいですね。
今年の夏はエシカルなサンダルを履こう
「エシカル サンダル」で調べてみると、他にもたくさんのブランドが出てきます。
ブランドによって、サステナビリティの着眼点も様々。
けれど、共通していえることは環境保全とファッションを真剣に考えているブランドということです。
あとは、「私たち消費者がどんな商品を選ぶのか?」にかかっています。
ファッションを選べる時代だからこそ、オシャレとエシカルも買えるオトクな買い物をしませんか?