エシカルって聞くと、ちょっと難しそうに感じるかもしれません。
でも実は、「人や社会、環境にやさしくすること」という、すごく身近な考え方なんです。
食べものを大切にすること、日本の文化を知ること、ペットショップのことを考えること…。
子どもたちには、そんな「やさしさ」や「気づき」を持って育ってほしいですよね。
今回は、幼稚園教諭歴10年・読み聞かせ活動歴10年以上のokikuが、親子で楽しめる“エシカルを学べる絵本”を15冊ご紹介します。
一緒にページをめくりながら、心がほっとする時間を過ごしてみませんか?
エシカルな絵本がおすすめなのは どうして?

今はネットで何でも調べられる時代ですが、情報が多すぎて、どれが本当に正しいのか分かりにくいこともありますよね。
「正しい情報を知りたい」と思っても、自分で見極めるのは意外とむずかしいものです。
そんなときに頼りになるのが“本”。
出版されるまでに多くの人の手を通っているので、信頼性が高いと言われています。
中でも絵本は、子どもにも分かるようにやさしく描かれているので、大人が読んでもとても理解しやすいのが魅力です。
長い文章が苦手な方にもぴったりですよ。
エシカルな絵本や本おすすめ15選
食べ物についての本
うちは精肉店
精肉店を営む家族の視点から、お肉の仕事と命との向き合い方を描いた絵本。
仕事への誇りや命の重み、地域とのつながりが丁寧に綴られています。
ぶたにく
子どもが大好きなお肉。でもそのお肉がどこからきたのか、考えたことはありますか?
食べもののルーツや命のつながりを、やさしい語り口で教えてくれる一冊です。
おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで
人気のお寿司。けれど、その裏にはたくさんの手間と命のやりとりがあります。
魚がどうやって食べものになるのかを、わかりやすく教えてくれる絵本です。
しょうたとなっとう
しょうたは、おじいちゃんの家で納豆づくりを体験します。
昔ながらの知恵や発酵のしくみを、ほのぼのとしたやりとりの中で学べる絵本。
家族の温かさも伝わってきます。
日本の伝統文化についての本
和ろうそくは、つなぐ
昔ながらの「和ろうそく」を通して、日本の伝統や手仕事の大切さを描いています。
現代では見えにくくなった“ものづくり”の背景を知るきっかけになる一冊です。
干したから
野菜や果物を“干す”ことで生まれる変化と知恵を描いた絵本。
自然の力を活かす暮らしの工夫に、親子でほっこり学べます。食の大切さを再発見できる内容です。
はっこう
納豆やみそ、ぬか漬け…発酵食品のふしぎをやさしく解説。
菌のはたらきを知ることで、食への興味がぐんと広がります。理科の入り口にもぴったりな一冊です。
竹とぼくとおじいちゃん
「竹でおもちゃって作れるんだ!」
そんなお子さんの新しい発見につながるかもしれません。おじいちゃんとの交流が心あたたかく、自然と人のつながりを感じられる作品です。
他国の文化
クジラの子
インドネシアの東にあるレンバタ島には、「ラマレラ村」という小さな村があります。
そこでは昔から、モリ一本でクジラをとる伝統が受けつがれてきました。
農作物が育ちにくいこの土地で、村の人たちはクジラ漁にくらしをたくしています。
そんな村のヒーロー「くじらとり」にあこがれる、ひとりの男の子のお話です。
くらし・環境についての本
買いものは投票なんだ EARTHおじさんが教えてくれたこと
「かんたんに取り組める、地球にイイことってなんだろう?」「それは買い物!!」エシカル消費を子どもにもわかりやすく伝える、未来を考えるきっかけになる絵本です。

プラスチックのうみ
海に流れてしまったプラスチックごみが、動物たちや自然にどんな影響をあたえるのか。
どうすればきれいな海を守れるのかを、美しい絵とやさしい言葉で伝えてくれる絵本です。
もったいないばあさん
「もったいない」が口ぐせのおばあさんが教えてくれる、大切な暮らしの知恵。
ものを大切に使う心や、感謝の気持ちをやさしく伝えてくれるロングセラーです。
友だちについての絵本
せかいで いちばん つよい国
戦争をテーマに、勇ましくもユーモラスに描かれた物語。
正解は書かれていないけれど、「何かおかしい」と感じる心に気づかせてくれます。
ともだちや
「ともだちって、お金で買えるの?」というテーマをユーモアたっぷりに描いた一冊。「友だちとは何か」を自然に考えさせてくれます。
生きものについての本
セミくんいよいよこんやです
セミの一生を描いた絵本。
地中で何年も過ごしたあと、たった数日だけ地上で生きる姿に、生きものの不思議さと尊さを感じます。
エシカルを学べる絵本おすすめまとめ|夏休みの宿題や自由研究にも!
今回ご紹介した絵本には、命の大切さや思いやり、環境への気づきがやさしく描かれています。
楽しみながら学べるので、読書感想文や自由研究など、夏休みの宿題にもぴったり。
気になった1冊からでも大丈夫。
親子で一緒にページをめくることで、やさしい心がそっと育まれるはずです。
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